ミイラ化の夏(2013年夏)
まあ端的に言いますと
仕事ギブアップ。
だって二か月で4キロ痩せたからね。
毎日夜遅く帰っても笑顔が作れず、毎晩うなされ、毎週土日仕事していたら
子どもたちからSOSが出てしまった。
頑張ってる私に何も言えずに新しい環境で頑張っていた2人だったけど
イジメというか嫌がらせというか
そういうのに心を傷つけられてしまった。
私が就職した職場。
店舗面積の半分が私の持ち場となってしまい、先輩やパートさんたちが助けてくれたりもしたけど本当に大変で。
本来なら二人以上でやるような仕事量で、しかも新人で、マネージャー業務もしなきゃならんし、女社会で気も遣い(まぁそれはどこでも一緒だけど)
決定的に酷かったのは店長が全く仕事をしない人だった。
他の店舗だと店長って率先して品出しとかするらしいよー、うそー、みたいな話をみんなでしてて
倒れそうになりながら仕事してる私を見て、先輩が店長にキレて
常務と専務が来てしまった。
そんな状態で考えた末に私はもう少し子どもが大きくなるまで
土日や夜は一緒にいられる仕事にしようと思いまして
退職を決意。
もう一歩間違えたら極道モンみたいな常務と専務と統括マネージャーにも勇気振り絞って言いました。
「子どもが大きくなったらいつでも戻っておいで。君はすごく仕事ができるって聞いてるから」
とニコニコして言われたけど正直微妙やで…。
退職決まったら気が楽になって
妹とお祭りなんぞいったりもしました。
子どもたちはジジちゃんババちゃんと新潟に行ってたんで。
そしたら男性一人紹介されまして。
ちょっと筋肉質でイケメンの、私と同い年で、バツイチで声優オタクの。
条件が揃いすぎててびっくりするでしょ?まーこっちもちょっとネコかぶったりしましたよ。
そしたらね?
「いやー僕、実は妹さんのことずっと好きだったんですよー。妹さん結婚した時泣きましたもん。いやー、ハハハ」
とか言ってくれて。
もう妹と私の顔、ハニワみたいになった。
何言い出すんだ、コイツと。
今思うに予防線だったんでしょうね。私とくっつけられないための。
その後はアザゼルさんとか声優の話とか散々オタク話しました。
彼が帰ったあと、私たちは祭りで飲んだくれましたよね。
妹が「おねいちゃん、ほんとごめん…ごめん…」とか謝りながら日本酒空けてましたからね。
なんだろうな…夏ってこういうことなのかな…。
ちなみに退職を考えた時、庭の縁側で夜中ずっと考え込んでたんですけど
背中にセミの幼虫登ってきてました。
それに気づかなかった自分の病み方に驚いた。